さぁまずはこれを見ていただきたい
それは一着の革ジャンだった
それは、密生のものであった
それは代々、幸福の革ジャンと呼ばれていた
しかしその時にはもう、我が家には俺しかいなかった、、、
今日はこいつを着て出かけよう、そう思った
なんの変哲もないサウナに行って
髭剃りの刃を買おうと思って電気屋に行った
しかし、アマゾンの方が安かったのでやめた
そして田舎の大魔境イオンに行った
俺は、靴下が欲しかった、
靴下屋で一足1000円の靴下を3足買った
その時、奴は、、言った、、、
「万代の千円ガチャ最低でも靴下貰えるよ」
俺は、息を荒げて言った
「早く言え!」
我々はすぐ行動に移した
それは非常に遠い賭けだった
うまくいけば、いいものがもらえる
しかし失敗すれば、ただの無駄な時間だった、、、
万代についた、まずは5000円分回してみた
全てC賞、つまり靴下だった
現場に緊張が走った、、
「靴下5足もあれば十分よ、今ならまだ負けてないしもういいや」
俺は言った、しかし奴は違った
「じゃあ俺あっちのやつ回すわ」
奴は諦めていなかった。
「Aじゃん、やったアウターゲット!!!」
俺は思った、A賞結構いいブランドのアウターじゃんセコイ
そう、A賞は定価は10万は下らないブランドのコーデュロイのアウターだった
(俺も欲しい)
その一心だった、、、、、
ただただ必死に1000円ガチャを回し続けた、
しかし結果は靴下が9足になっただけだった
その時だった
俺は自分の目を疑った、SだS賞だった
すかさずS賞の棚を見てみた
確かにいろんなブランドの
アクセや小物がひしめき合っていた
その中に一つだけ場違いなものが置いてあった、、
クロムハーツだった正真正銘それはクロムハーツだった
万代ではガチャの商品を販売もしているのだろうか
値札が一つだけ20万越えだった
即決だった、、、
その時には靴下のことなどどうでも良くなっていた
帰り道の俺の手にはクロムハーツのメガネと
5足の靴下、そしてユナイテッドアローズのメガネが握りしめられていた
余ったメガネを奴に渡した後、我々はドンキホーテに行った
パンツを、、パンツだけを買う予定だった
売っていた、それは6000円で売っていた
今までずっと欲しかったが高くてまぁいいかと思っていた
しくじり市にあった、運命だと思った
迷わず買った
今、うちにはクロムハーツのメガネと炭酸水メーカーがある
それだけでよかった、それでいいと思った
「プロジェクトX〜挑戦者たち〜 を見る気持ちで見ること BGMは中島みゆき〜ヘッドライトテールライト〜以外は認めない」への0件のフィードバック